プラスアスターとは

まずは、マメ知識的にプラスアスターとは何なのか？　商品に添付されていた品質解説カードからご紹介。

カードの文章を抜粋してみます。

上部から入った光は内部で屈折し、集約され、反対方向の上方に明るいブリリアンシーと美しいファイヤー（虹色）となって戻ります。
この現象こそ、ダイヤモンドとCZ特有の高い屈折率から生まれる特有の「美」の原理です。
屈折率に基づいて各研磨面の大きさと角度は厳密に定められ、ハンドカットされています。
白い方向から正確な光の反射模様が確認できます。「8本の光の矢」の中央、小さな「プラスAster」は、このカットだけのシンメトリックパターンです。

ということで、プラスアスターにおいてのみ、「8本の光の矢」の中央に「プラスAster」が現れるのです。

↓↓こちらが、「8本の光の矢」の中央に現れる星「プラスAster」です。

　天然ダイヤモンドのスコープ写真

次に、手持ちの天然ダイヤモンドのスコープ写真を撮影して比較してみました。

↓↓こちらは、別記事『5石で2カラットのダイヤモンドリング』で書いているダイヤモンドリングの、中央についているダイヤモンドをスコープを通してみたときの写真です。

↑↑ハート＆キューピッドの「8本の光の矢」が確かに現れているのですが、
↓↓プラスアスターのスコープ写真の中央にある「プラスAster」が天然ダイヤモンドにはありません。

天然ダイヤモンドに「プラスAster」が写らないのは、たまたま撮影したダイヤモンドになかったからではありません。
別記事『ダイヤモンドのカットの良し悪しが素人でもわかる鑑定書の写真の見方』に載せているエクセレントカットのダイヤモンド写真にも、「プラスAster」はありません。

やっぱり、「プラスAster」の星は、プラスアスターに特有のもの。

↓↓ちょっと角度がずれているのですが、手元に届いたプラスアスターのスコープ実写真には、カードに描かれている星が現れています。

"このプラスアスターがあるからエクセレントカットの天然ダイヤモンドよりきれい"とか、"天然ダイヤモンドにプラスアスターがなければきれいじゃない"ということはありませんが、なるほどなぁとプラスアスターのカットの特徴として納得。

このプラスアスターのカットが、光を反射してきれいに輝くカットであるということは、いえるような感じがします。

　キュービックジルコニアならなんでもいいわけじゃない

プラスアスターがキュービックジルコニア（CZ）であることから、「じゃあ、キュービックジルコニアならどれもプラスAsterが現れるの？」というと、そうではありません。

私の手持ちにキュービックジルコニアがあったので、スコープ写真を撮影してみました。
そしたら、全然だめ。

↑↑もともとあまりきれいなカットのキュービックジルコニアではなかったのは確かなんですけど、改めてこうして見ると、「8本の光の矢」がないだけでなく、カットも寂しい感じです。

ということで、キュービックジルコニアなら何でもいいわけじゃなく、プラスアスターのカットだからきれいにキラキラと輝くわけで。

ほんと、手元に今回届いたプラスアスターは、虹色にキラキラと、いわゆるファイヤーを放っていますよ。

　まとめ

私も相当にダイヤモンドをたくさん買っている方だし、手持ちにダイヤモンドリングがそれなりの数あります。その中にはカットのよくないダイヤモンドもあるけれど、エクセレントカット、ハートアンドキューピッドのものもあるわけです。

でも改めて、

プラスアスターの輝きはすごいよ！！
と、声を大にしたいですね。ほんと、すごい。

キュービックジルコニアは今までダメだと思ってましたが、目から鱗。
"カットしだいで、プラスアスターのようにきれいな宝石にもなる"、を実感しました。

いってみれば、

プラスアスターは噂どおり、ファイヤーな輝きだ！
言い切っていいと思いました。

私のイメージで言うと、

"プラスアスターはダイヤモンドとも違うキュービックジルコニアの範囲を超えた新しい宝石"
そう感じています。

⇒　QVCジャパン

QVCにあるプラスアスターの一例。↓↓

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